(問題)
以下の資料により、帳簿上、売上原価を売上原価勘定で算定している場合の決算整理仕訳を示しなさい。

(資料1)決算整理前残高試算表
【借方】
繰越商品10
仕  入80
【貸方】
売  上100

(資料2)決算整理事項等
期末商品棚卸高20

(解答)
(借)売上原価10 (貸)繰越商品10
   繰越商品20    売上原価20
   売上原価80    仕  入80


(許容勘定科目等)
仕訳の順序は問わない。

(解説)
三分割法(三分法)による場合の一般的な決算整理仕訳は、

(1)仕入10 繰越商品10 ←期首
(2)繰越商品20 仕入20 ←期末

ですが、この仕訳は、売上原価(期首+当期−期末)を仕入勘定で算定することを前提としています。
仕入勘定には、決算整理前の段階で、当期の純仕入高が示されていますので、これに(1)期首を足して(借方)、(2)期末を引けば、仕入勘定上で、売上原価が算出されることになります。

ちなみに、損益勘定上で売上原価を算定する場合には、

損益10 繰越商品10
繰越商品20 損益20
損  益80 仕入80

という処理が行われます。
仕訳処理が浮かばない方は、一度ゆっくりとT勘定に転記する作業(金額だけ)を行うとよいのではないかと思います。
それぞれの勘定上で、売上原価(期首10+当期80−期末20)が計算されていることを実際に確認してみるとよいのではないでしょうか。

(関連日記)
特になし