(問題)

当期中に取得原価100円、期首減価償却累計額80円の備品を5円で売却した。

売却代金は、翌月に受領予定である。

期首から売却時点までの減価償却費は5円と計算されるものとした場合の売却についての期中仕訳を示しなさい。

(解答)
(借)減価償却累計額85 (貸)備  品100
   未 収 金 5
   備品売却損10



(許容勘定科目等)

減価償却累計額→備品減価償却累計額

備品売却損→固定資産売却損


(解説)

異論のある解答かもしれません。

(借)減価償却累計額80 (貸)備  品100
   減価償却費5
   未 収 金5
   備品売却損10

とした方が多いのではないでしょうか。

しかし、「売却についての期中仕訳」という題意は、ここでの減価償却費の計上を要求していません。

備品の減価償却費は、備品の売却により確定するものの、備品の売却によって生ずる訳ではありません。

もちろん結果としての財務諸表の数値は、いずれの方法によっても同様です。

また、期中の固定資産の売却の処理のみを問うことは、最近の簿記論の出題傾向からいってやや考えにくいことではあります。

期中処理の位置付け、期中処理と決算整理との関係を考える機会にして欲しいと思います。


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