(問題)次の資料により、減価償却費の計上に関する決算整理仕訳を示しなさい。
(資料)
当期(平成18年4月1日から平成19年3月31日)の9月1日に、当社の大株主である堀江氏から機械の現物出資を受けている。
機械は、試運転を行った後、翌月から事業の用に供している。
この機械の時価相当額は100円である。
これらの取引に関して経理担当者は、どのような会計処理を行ってよいかわからず、一切処理を行っていない。
当社は、機械の償却について定率法(償却率0.2)による減価償却を行っており、記帳方法としては直接法を採用している。
また、事業の用に供するにあたり試運転を実施しているが、この費用10円は、営業費に含まれている。
(解答)
(資料)
当期(平成18年4月1日から平成19年3月31日)の9月1日に、当社の大株主である堀江氏から機械の現物出資を受けている。
機械は、試運転を行った後、翌月から事業の用に供している。
この機械の時価相当額は100円である。
これらの取引に関して経理担当者は、どのような会計処理を行ってよいかわからず、一切処理を行っていない。
当社は、機械の償却について定率法(償却率0.2)による減価償却を行っており、記帳方法としては直接法を採用している。
また、事業の用に供するにあたり試運転を実施しているが、この費用10円は、営業費に含まれている。
(解答)
解答は一番下です。
(許容勘定科目)
減価償却費→機械減価償却費
機械→機械装置等
(解説)
一つの問題に多くの要素を盛り込んでみました。
難易度は、高いです。
(1)取得原価
現物出資により取得した有形固定資産の取得原価は、取得した現物出資資産の時価(+付随費用)になります。
必ずしも出題頻度が高いとはいえませんが、他の取得形態における取得原価とともに、何らかの形ではおさえておきたいところです。
(2)付随費用
事業の用に供するにあたって支出した金額は、取得原価に算入します。
本問における試運転費は、その例です。
【減価償却費】
(100+10)×0.2×6月/12月=11
なお、償却の開始は、取得日ではなく、事業の用に供した10月からです。
その他の修正仕訳は、次のとおりです。
(借)機 械100 (貸)資 本 金100
機 械 10 営 業 費 10
【関連記事】
・有形固定資産の取得原価
(解答)
(借)減価償却費11 (貸)機 械11
(許容勘定科目)
減価償却費→機械減価償却費
機械→機械装置等
(解説)
一つの問題に多くの要素を盛り込んでみました。
難易度は、高いです。
(1)取得原価
現物出資により取得した有形固定資産の取得原価は、取得した現物出資資産の時価(+付随費用)になります。
必ずしも出題頻度が高いとはいえませんが、他の取得形態における取得原価とともに、何らかの形ではおさえておきたいところです。
(2)付随費用
事業の用に供するにあたって支出した金額は、取得原価に算入します。
本問における試運転費は、その例です。
【減価償却費】
(100+10)×0.2×6月/12月=11
なお、償却の開始は、取得日ではなく、事業の用に供した10月からです。
その他の修正仕訳は、次のとおりです。
(借)機 械100 (貸)資 本 金100
機 械 10 営 業 費 10
【関連記事】
・有形固定資産の取得原価
(解答)
(借)減価償却費11 (貸)機 械11
機 械200 資本金200
の金額は100?こちらが勘違いしてそうですが、
ご教授ください。
p.s 最近こちらを発見して大変便利に使わせてもらっています。
本当に有難うございます。