(問題)当期の3月31日にA社株式(売買目的)2株の購入注文を証券会社を通じて出していたが、そのうち1株の約定が同日に成立した。
約定金額は@200円で、証券会社への支払手数料は、10円である。
代金の決済及び現物の受渡しは、翌期の4月3日に行われ、代金は当座預金口座から引き落とされている。
なお、A社株式の期末時価は、約定金額と同額の@200円であった。
以上により当期の決算整理仕訳を示しなさい。
(解答)
約定金額は@200円で、証券会社への支払手数料は、10円である。
代金の決済及び現物の受渡しは、翌期の4月3日に行われ、代金は当座預金口座から引き落とされている。
なお、A社株式の期末時価は、約定金額と同額の@200円であった。
以上により当期の決算整理仕訳を示しなさい。
(解答)
解答は一番下です。
(許容勘定科目)
有価証券→売買目的有価証券
有価証券評価損益→有価証券評価損、有価証券運用損益、有価証券運用損等
(解説)
有価証券の発生の認識(借方・有価証券)は、引渡しを受けた時点ではなく、契約(約定)時点に行います。
本問では、(おそらくは期末日)に、1株の約定(契約)が成立しているので、この時点で有価証券の発生(借方・有価証券)を認識します。
この場合の取得価額には、取得に際しての付随費用(購入手数料等)を含めます。
従って、3月31日(約定成立日)には、次の処理を行います。
(借)有価証券210(貸)未 払 金210
売買目的有価証券は、決算時に、時価で評価され、評価差額は、その期の損益とされます。
取得の際の手数料は、取得価額に算入しますが、期末評価を行う場合の実務的な取扱いは、手数料を加味しません(もっとも本問では、評価段階での手数料の指示がないので、含めようがありません)。
したがって、購入代価と期末評価額が同一の場合には、手数料部分が評価損になります。
(関連記事)
・有価証券の増加を記録するタイミング
(解答)
(借)有価証券評価損益10(貸)有価証券10
(許容勘定科目)
有価証券→売買目的有価証券
有価証券評価損益→有価証券評価損、有価証券運用損益、有価証券運用損等
(解説)
有価証券の発生の認識(借方・有価証券)は、引渡しを受けた時点ではなく、契約(約定)時点に行います。
本問では、(おそらくは期末日)に、1株の約定(契約)が成立しているので、この時点で有価証券の発生(借方・有価証券)を認識します。
この場合の取得価額には、取得に際しての付随費用(購入手数料等)を含めます。
従って、3月31日(約定成立日)には、次の処理を行います。
(借)有価証券210(貸)未 払 金210
売買目的有価証券は、決算時に、時価で評価され、評価差額は、その期の損益とされます。
取得の際の手数料は、取得価額に算入しますが、期末評価を行う場合の実務的な取扱いは、手数料を加味しません(もっとも本問では、評価段階での手数料の指示がないので、含めようがありません)。
したがって、購入代価と期末評価額が同一の場合には、手数料部分が評価損になります。
(関連記事)
・有価証券の増加を記録するタイミング
(解答)
(借)有価証券評価損益10(貸)有価証券10
最近、税理士受験勉強を始めました。
このサイトの事を知り、大変参考にさせて
頂いてます。
さて、
この問題について、ひと突っ込みいかせて頂きますw
「手数料高っ!」
とんだ悪徳証券会社に、、、w
単位の「千」は要らないですよね?
細かい点で恐縮です。念のため。。。