【原価率を利用した推定】
簿記では、原価率がらみの出題が多くなっています。
基本的な関係をしっかりおさえておきましょう。
原価率=売上原価/売上
推定で利用する原価率は、想定される原価率(予定・予想原価率)です。
この場合の売上からは売上値引・割戻は控除しません。
控除した後の金額(損益計算書の売上)なら、売上値引・割戻は足す必要があります。
売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高−期末商品棚卸高
※ボックス図で把握するとよいでしょう(下記記事参照)。
・ボックス図の意味
仕入関係については、解答要求が、財務諸表(損益計算書、貸借対照表)なのか、決算整理後残高試算表なのか、損益勘定・残高勘定なのかは、しっかりと確認しましょう。
決算整理後残高試算表及び損益勘定における仕入は、当期仕入高ではなく、売上原価です。
くれぐれも注意しましょう。
【関連記事】
・推定の意味
・推定簿記と簿記一巡の手続
・売上と仕入関係の推定
・その他の推定項目
・税理士試験 簿記論 講師日記 全テキスト記事一覧
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基本的な関係をしっかりおさえておきましょう。
原価率=売上原価/売上
推定で利用する原価率は、想定される原価率(予定・予想原価率)です。
この場合の売上からは売上値引・割戻は控除しません。
控除した後の金額(損益計算書の売上)なら、売上値引・割戻は足す必要があります。
売上原価=期首商品棚卸高+当期商品仕入高−期末商品棚卸高
※ボックス図で把握するとよいでしょう(下記記事参照)。
・ボックス図の意味
仕入関係については、解答要求が、財務諸表(損益計算書、貸借対照表)なのか、決算整理後残高試算表なのか、損益勘定・残高勘定なのかは、しっかりと確認しましょう。
決算整理後残高試算表及び損益勘定における仕入は、当期仕入高ではなく、売上原価です。
くれぐれも注意しましょう。
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