(問題)
次の一連の取引の仕訳を示しなさい。

(1)当社は、乙社の株式2株を1株あたり100円で購入し、代金は購入手数料10円を含めて小切手を振出して支払った。
なお、当社の所有する株式はすべて売買目的である。

(2)上記,硫騎式1株120円で売却し、売却手数料5円を差し引かれ、手取金を当座預金とした。
支払手数料は売却損益とは相殺せずに処理すること。

(解答)
(1)(借)有価証券210 (貸)当座預金210
(2)(借)当座預金115 (貸)有価証券  105
      支払手数料 5    有価証券売却益15



(許容勘定科目)
有価証券→売買目的有価証券
当座預金→現金預金
支払手数料→内容を示す費用科目
有価証券売却益→有価証券売却損益、有価証券運用損益、有価証券運用益等


(解説)
(1)有価証券の取得原価には購入の際の支払手数料を含みます。

その後の単価計算が異なるので留意する必要があります。


(2)有価証券を売却した場合の支払手数料については、これを売却損益と相殺する処理と相殺せず総額で処理する方法があります。

本問では、総額で表示するとあるので必ず問題の指示に従う必要があります。

売却時の損益科目は多様ですが、有価証券売却損益勘定が比較的多いでしょう。

売却益と損を別々の勘定科目で処理しても間違いではありませんし、売買目的有価証券については、有価証券運用損益勘定が使用されることもあります。

有価証券運用損益勘定は、売買目的有価証券の評価損益、売却損益、受取利息・配当金をあわせた勘定科目になります。


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