割賦売掛金のボックス図による整理についてです。

【ボックス図による整理】

未実現利益控除法及び対照勘定法に共通する割賦売掛金の動きは、いわゆるボックス図で整理したいところです。

割賦売掛金のボックス図といっても、商品なんかと同様に、要は、

(1)最初にいくらあって(期首残)、

(2)いくらふえて(当期引渡)、

(3)いくら減ったら(回収)、

(4)こんだけ残った(当期残)

という関係を勘定にみたてて記入したに過ぎません。

 割賦売掛金
期首    回収
引渡    残高

ただ、一点、大きな工夫があります。

それは、商品引渡時点(当期か、前期か)で分けて考えることです。

商品引渡時点で利益率が異なることがあるので、これを分けるのが、非常に大きなポイントです。

  割賦売掛金
期首    回収
       残高
引渡    回収
       残高

こうすると未実現利益控除法及び対照勘定法のいずれの整理も行いやすいでしょう。

(未実現利益控除法)
  割賦売掛金
期首    回収  ×「前期」利益率 → 戻入
       残高
引渡    回収
       残高  ×「当期」利益率 → 控除

(対照勘定法)
期首    回収
       残高  ×「前期」原価率 → (1)
引渡    回収
       残高  ×「当期」原価率 → (2)
(1)+(2)=期末割賦商品

シンプルな図(あんたのは、図じゃないって)だけに、利用価値は高いと思います。



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