(問題)

今までに取引実績のないD商店と商品200円を販売する契約を交わした。

当社の内部規則では、新規顧客に対して、100円以上の商品の販売契約締結時には、商品代金の10%以上を受領することとなっているが、営業担当者の独自の判断により前受金を収受していない。

契約時における仕訳を示しなさい。

(解答)
仕訳なし


(解説)

問題3に続く二度目の「仕訳なし」に対処できたでしょうか。

結論的にいえば、商品の販売契約を交わしただけでは、簿記上の取引(資産・負債・資本に増減を生ずる経済事象)ではなく、仕訳は不要です。

また、社内ルールによる代金の収受の形態等は、解答には影響しません。

なお、有価証券の取得契約(約定)を交わした場合には、簿記上の取引に該当し、仕訳処理を行う必要があります(むしろ、有価証券が独特でしょう)。

この場合は、

(借)有価証券×××(貸)未払金×××

という処理が必要になります。

もちろん有価証券の売却を約定した場合にも、簿記上の取引に該当し、次の処理を行うことになります。

(借)未 収 金  ×××(貸)有価証券×××
   有価証券売却損×××



(参照記事)
有価証券の増加を記録するタイミング



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