(問題)

不動産の販売及び賃貸を主たる事業とするA社は、過日、取引先と販売目的の土地を100円で取得する契約を交わしていた。

代金のうち20円は契約時に手付金として支払っていたが、本日、この土地の引渡しを受け、残金のうちの半額を現金で支払った。

残額は未払いである。

本日に行うべき仕訳を示しなさい。

(解答)
(借)仕 入100 (貸)前渡金20
              現 金40
              買掛金40



(許容勘定科目)

前渡金→前払金

現金 →現金預金等

仕入 →商品


(解説)
販売目的の土地(商品)を購入した場合には、土地勘定ではなく、仕入勘定で処理します(三分割法の場合)。

土地を取得した場合に使用する勘定科目が土地ではありません。

「使用目的等で取得した土地」を土地勘定で処理するのです。

なお、問題に商品勘定の処理方法の指定がないので、借方の仕入は、商品勘定でも誤りではありません(問題文での商品勘定に関するコメントは意図的に省いています)。

この場合に商品代金の前払いがあるときは、前渡金(前払金)勘定で処理し、商品代金の未払いがある場合には、買掛金勘定で処理することになります。



(関連記事)
有形固定資産と減価償却