(問題)

当社の監査部が当社甲事業部の期末当座預金勘定残高を確認したところ次の事実が判明した。

決算において必要な修正仕訳を示しなさい。

(1)甲事業部所有の車両修理にかかる代金100円を期末日前に振出し、その記帳を行っていたが、当座預金口座からの引落しが決算日までに行われていなかった。

(2)期末日に甲事業部建物の外壁修理代200円の支払の為に小切手を振出し、記帳も行っていたが、当日中に相手先が集金に来なかったため、甲事業部で保管していた事が判明した。

なお、この小切手は、翌日になって集金に来た相手方に手渡し、同日付の領収証を交付している。

(解答)
(1)仕訳なし

(2)(借)当座預金200 (貸)未 払 金200



(許容勘定科目等)

許容勘定科目→特になし

(2)は、会社が当座預金勘定を用いていることから、当座預金勘定を使用する必要があります。

問題文で(1)と(2)の仕訳を区分することを要求していませんので、(2)の当座預金200 未払金200の仕訳だけでも正解です。


(解説)

(1)いわゆる未取付小切手(小切手を振出し、相手先にも交付しているが、相手先の口座から引き落とされていない)です。

未取付小切手に関しては、当社での仕訳は不要です。

(2)いわゆる未渡小切手(小切手を作成したが、相手先に交付していない)である。

なお、費用や資産の取得代金の支払の場合には、相手科目は費用や資産ではなく、未払金になるので注意すること。

修繕費は発生している(修繕は行っている)のであるから、貸方に修繕費がくる ことはない。充分注意して欲しい。


本来行うべき仕訳:(借)修 繕 費200 (貸)未 払 金200

会社が行った仕訳:(借)修 繕 費200 (貸)当座預金200

訂正のための仕訳:(借)当座預金200 (貸)未 払 金200



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