(問題)
決算日に、当社の金庫を調査した結果、通貨(硬貨及び紙幣)以外に次に掲げるものがあった。

決算において必要な仕訳を示しなさい。

なお、当社の決算整理前残高試算表における現金勘定の金額は、通貨の在高と一致している。

(1)A社社債の利札1,000円(このうち決算日までに期日が経過しているものが100円ある)。

(2)B社株式に係る中間配当金領収証200円

(3)未使用の切手300円(購入時には、通信費勘定で処理されている)

(解答)
(借)現 金100 (貸)有価証券利息100
   現 金200    受取配当金 200
   貯蔵品300    通 信 費 300


(許容勘定科目等)
有価証券利息→受取利息(ただし有価証券利息の方が好ましい)
受取配当金 →受取利息配当金
貯蔵品   →消耗品
借方の現金は、一括でもよい。


(解説)

(1)期日の経過している公社債(国債・地方債、社債)の利札は現金として取り扱います。

公社債の利札のうち期日の経過してるものと経過していないものがある場合には、問題の表現(うち、以外に)注意する必要があります。

相手勘定科目は、有価証券利息が望ましいが、その性格は利息であり、受取利息でも間違いではありません。


(2)配当金領収証は、現金として取り扱います。

本問は、確定配当ではなく、中間配当(金銭の分配)ですが、取扱いは確定配当と同じです。

(3)消耗品(印紙、切手、事務用消耗品等)の未使用高は、貯蔵品勘定で処理します。

なお、財務諸表(貸借対照表)の正式な表示科目は貯蔵品ですが、仕訳で使用する勘定科目は、消耗品でもかまいません。

なお、(1)、(2)の借方科目は、この問題の場合は、現金預金勘定ではなく、現金勘定を使用する必要があります(問題文から会社が現金勘定を用いていることがわかります)。


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現金の範囲
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貯蔵品