(問題)
以下の資料により、当社の当期(×1年10月1日から×2年9月30日まで)における決算整理仕訳を示しなさい。
(資料1 決算整理前残高試算表)
【借方】支払家賃170円
(資料2 決算整理事項)
当社は、×1年3月1日に、営業所用建物を賃借する契約を結び、毎年3月1日に向こう1年分の家賃を支払うこととしている。
(解答)
以下の資料により、当社の当期(×1年10月1日から×2年9月30日まで)における決算整理仕訳を示しなさい。
(資料1 決算整理前残高試算表)
【借方】支払家賃170円
(資料2 決算整理事項)
当社は、×1年3月1日に、営業所用建物を賃借する契約を結び、毎年3月1日に向こう1年分の家賃を支払うこととしている。
(解答)
解答は一番下です。
(許容勘定科目)
前払家賃→前払費用
(解説)
170円×5月/(5月+12月)=50円
経過勘定項目(前払費用、前受収益、未払費用、未収収益)については、前期の決算時の逆仕訳(再振替仕訳)が当期首に行われています。
この分の金額が決算整理前残高試算表の金額に反映されている点に注意しましょう。
一連の仕訳は、次のとおりです。
(前期・支払時)支払家賃「1年分」 現金預金「1年分」
(前期・決算時)前払家賃「5月分」 支払家賃「5月分」
(当期・期首 )支払家賃「5月分」 前払家賃「5月分」
(当期・支払時)支払家賃「1年分」 現金預金「1年分」
決算整理前残高試算表の支払家賃は1年分ではなく、再振替仕訳の分も含んだ17月分(1年+5月分)です。
したがって、5月分の家賃を決算整理前残高試算表から算出するには、×5月/12月という計算をする必要があります。
なお、解答の前払家賃は前払費用でもかまいません。
(関連記事)
・再振替仕訳
(解答)
(借)前払家賃50 (貸)支払家賃50
(許容勘定科目)
前払家賃→前払費用
(解説)
170円×5月/(5月+12月)=50円
経過勘定項目(前払費用、前受収益、未払費用、未収収益)については、前期の決算時の逆仕訳(再振替仕訳)が当期首に行われています。
この分の金額が決算整理前残高試算表の金額に反映されている点に注意しましょう。
一連の仕訳は、次のとおりです。
(前期・支払時)支払家賃「1年分」 現金預金「1年分」
(前期・決算時)前払家賃「5月分」 支払家賃「5月分」
(当期・期首 )支払家賃「5月分」 前払家賃「5月分」
(当期・支払時)支払家賃「1年分」 現金預金「1年分」
決算整理前残高試算表の支払家賃は1年分ではなく、再振替仕訳の分も含んだ17月分(1年+5月分)です。
したがって、5月分の家賃を決算整理前残高試算表から算出するには、×5月/12月という計算をする必要があります。
なお、解答の前払家賃は前払費用でもかまいません。
(関連記事)
・再振替仕訳
(解答)
(借)前払家賃50 (貸)支払家賃50
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