(※)現在の損益計算書の最終値は、「当期純利益」です。
以下の記事は、会社法施行(平成18年)以前の内容にです。
現行制度上の損益計算書は、純粋な意味での「当期の損益」の計算書ではありません。
当期純利益より下は、事実上は、「利益処分」です。
この点が理解しにくいので、とりあえずは記憶してしまいたい所でしょう。
重要性は、簿記論でも高いといえます。
【損益計算書の末尾】
税引前当期純利益
法人税等(法人税、住民税及び事業税)
当期純利益
前期繰越利益
中間配当額
利益準備金積立額
当期未処分利益
当期純利益までは、かろうじて「当期の損益」を計算しています。
しかし、その下以後は、「当期の損益」とは、かかわりがありません。
計算しているのは当期未処分利益(「株主総会で処分の対象となる利益」)です。
このあたりは、なかなか実感がわかないところですが、いつかはきっとという気持ちで接するようにしましょう。
【関連記事】
・剰余金の処分の意味
・一勘定制と二勘定制
・二勘定制採用の理由
・利益準備金
・中間配当
・任意積立金
・税理士試験 簿記論 講師日記 全テキスト記事一覧
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現行制度上の損益計算書は、純粋な意味での「当期の損益」の計算書ではありません。
当期純利益より下は、事実上は、「利益処分」です。
この点が理解しにくいので、とりあえずは記憶してしまいたい所でしょう。
重要性は、簿記論でも高いといえます。
【損益計算書の末尾】
税引前当期純利益
法人税等(法人税、住民税及び事業税)
当期純利益
前期繰越利益
中間配当額
利益準備金積立額
当期未処分利益
当期純利益までは、かろうじて「当期の損益」を計算しています。
しかし、その下以後は、「当期の損益」とは、かかわりがありません。
計算しているのは当期未処分利益(「株主総会で処分の対象となる利益」)です。
このあたりは、なかなか実感がわかないところですが、いつかはきっとという気持ちで接するようにしましょう。
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