【会社負担の社会保険料】

検定試験ではさほど出題実績のない項目の一つに社会保険料があります。

税理士試験の第3問は、実務家の出題で、やや実務的な項目が出題される傾向があります。

それほどメイン項目ではありませんが、簡単な処理はおさえておきましょう。

実務に携わっている人は、それほど違和感を感じないでしょうが、実務未経験の方は、初めてかもしれません。

社会保険料(健康保険料及び厚生年金保険料)は、従業員と会社負担が同額で、従業員負担分は、給料支払時に天引きします(預り金勘定で処理)。

会社負担の社会保険料は、「法定福利費勘定」で処理されます(福利厚生費もセーフでしょうか)。

なお、預り金勘定は、社会保険料預り金勘定等が用いられる場合もあります。



【社会保険料の会計処理】
(社会保険料預時の処理……給料日)
(借)給  料×××(貸)現金預金×××
             預 り 金100

(社会保険料納付時の処理……その月末)
(借)預 り 金 100(貸)現金預金200
   法定福利費100


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