電卓の選び方といっても、とにかくある程度の大きさ(手帳型でないもの)と12桁をクリアしていればよいでしょう。

あとは好みでしょうか。

12桁の電卓なら、最低限必要な機能(四則演算とメモリー等)はついています。

メーカーによって若干操作が違うので、最初にきっちり選ぶとよいでしょう。

私自身は、たまたま最初に買ったS社のものを使い続けていますが、もちろんC社のものでもいいと思います(今はC社製を使っています)。

ただ、途中での乗り換えは、しばらく違和感が残るので注意が必要です。

特に定数計算の仕方(同じ数を×、÷)が違うので、継続した方がいいでしょう(割引計算で結構使います)。


電卓のスピードはもちろん問題を解くスピードに影響しますが、合否を左右するほどのものではありません。

右手一本指で簿記論や財務諸表論に合格という方ももちろんいます。

各種の機能も使いこなせればよいものもありますが、メモリーと定数計算ができれば充分でしょう。


右手か、左手か、一本(二本)か、三本かは、実際の合否にそんなに影響がある訳ではありません。

ただ、税理士試験5科目受験予定の方は、その後の実務も考えれば少なくとも三本では打ちたいところです。

パソコンのブラインドタッチよりも簡単なハズですから、短期間で集中的にやらなくても、三本で打つと決めて、それを破らなければ、それほど時間はかかりません。


左打ちの場合は問題ありませんが、右打ちの場合には、ペンを持った状態での三本でないと、いちいちペンを置いているようであれば、これは時間のロスです。

最初は、とても違和感がありますが、ペンを持ったままで打ち続けているとやがては、ペンを持たないと違和感があるようにすらなります。

コツは、電卓を叩くときに、ペンをかなり横に寝かせて、人差し指を使いやすくすることではないかと思います。

もっとも電卓は、あくまでも我流なので、教本や詳しい方の教えを請うべきかもしれません。